花のいろアーティスト 梨里 Risato's Gallery & Color of Life

そこにあると 人と空間が美しくなる『花のいろアート』   ♡あなたに寄り添う一枚、アートのある暮らしをご提案♡

カテゴリ: お能のステキ!を伝えたい






月に二回の能のお稽古。



先月末、脚を痛めてしまい、

しばらく仕舞はお休み。



謡の稽古では、

新しい曲に入りました




曲は、


吉野静(よしのしずか)」。


           *吉野静は源義経の妾、白拍子


あらすじ

源義経は頼朝との不和により吉野山へ身を潜めていたが、衆徒の心変わりにより山を落ち延びることになった。防ぎ矢を命じられた佐藤忠信は、偶然にも山中で、義経を追ってきた静御前に会う。忠信の考案した謀計により、静は義経を追おうとする衆徒を、舞を見せて引き留め、無事、義経を落ち延びさせることができた。

             〜大槻能楽堂HPより転載



前の曲「熊野(ゆや)」が

終わって、



お師匠から


「次に、何かこんなやってみたいという希望は ありますか?」



と聞かれたのですが、



わたし、


そもそも能の作品に

どんなのがあるのかさえ

わかっておらず( ´∀`)



難易度とか、

わたしの今のレベルに

適切なものかどうか

も???



ので、

選ぼうにも選べない( ´∀`)



ので、


「お任せします」



と一旦は答えました。



が!


ふと、


「先生が来年舞台をつとめられる

曲をやってみたい」



という思いがよぎり、



思い切って

提案してみたら、



「やりましょう」



となったのでした。




やったー!



舞台は来年二月。


お稽古も、舞台鑑賞、

双方へのモチベーションが

ますます上がります。




お稽古では、

謡うのも気持ちいいけれど、



ストーリーや歴史的背景、

舞台構成etc.



について、お師匠から

ていねいで分かりやすい

(そして、すてきな声で♡)

お話を聞けるのが



わたしにとっては

楽しくて、尊い時間です。




宇高竜成先生は、


毎週金曜日にyoutubeで動画


タツシゲの日々是道場




をアップされています。



お能がぐんと身近に

親しみやすく感じられる内容なので、



ご興味のある方は、

是非一度ご覧になって下さい!






お世話になっているお稽古場。







月ごとにセレクトされた

掛け軸を見るのも好き。



'弱法師(よろぼし)'より


『江月照し松風吹く、永夜の清宵何の所為ぞ』



動画解説はこちらから→

https://m.youtube.com/watch?v=2uIBB23f8fM 2017.12.8





昨日のこちらの記事→


の続きです。



お稽古で
感動したこと②

これは、
いつも感じていることですが


能楽師の方々の
優れた技量、
プロフェッショナル性

に、
あらためて感動しました。



わたしは今、
熊野(ゆや)という曲の
仕舞(しまい、と読みます。踊りのようなもの)
を習っています。




この曲は、
わずか3分少々


と、すごーく短い。


なのに、なのに、
なかなか、覚えられず!


悪戦苦闘しています。



覚えた後も、

動きをなめらかに美しく、

とか、

表現を高める、

とか、

細かい指導が
待っており、


考えただけで、
気が遠くなり、
(なので、あまり考えない 笑)


永遠に終わらないかのように 、
感じます。






なのに(?)
能楽師の方は、


舞台では、

面(おもて)をかけて
ほとんどなにも見えない状態で、

動きづらく、
重い能装束(重いものだと20kg以上)をつけたまま(そしてすごく熱いのだそう)、


1時間半もぶっ続けで演じる(舞、謡)のですよ〜。


申し合わせという、
出演者全体でのリハーサルも、 
たった一回のみで。





師匠は、

「わたしたちは、
これしかやってませんから」

おっしゃいますが、


いやほんと、
すごすぎます。



記憶力、体力、表現力に、
稽古、舞台のたびに感動します。 



お能は、
舞台を観るだけでも
じゅうぶん楽しめますが、


実際にじぶんがやってみると、

より、おもしろさ、深さを
味わえる。


そして、
能楽師の方々の
圧倒的な技量の高さを
間近で感じられるので、

うちのめされるより楽しめる
と実感しています。




わたしは、
舞台をめざしているわけでは
ぜんぜんなくて、


お能の精神性にふれたくて
入門しましたが、


お稽古をすることで、
より舞台が楽しめる、

舞台を観ることで、
よりお稽古の励みになる


ということで、
相乗効果、かな〜
と思っています。



絵を描くときの集中力にも
つながっていく…とうれしいな♪





今日は、
今年初めての鑑能。


トータルで5時間と
長丁場ですが、


たっぷり能楽の世界に
浸ってきます。


みなさまも佳き一日を。



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昨日は、
お能の稽古初めでした。





いつもは1時間ですが、


昨日は、
わたしの後の方が、
お休みだったこともあり、


お師匠との談笑も含めて、
たっぷり1時間半でした。


これ幸いと^_^
お能に関する
ふだんからの素朴な疑問を
お聞きしたり、


今年の
お舞台の見どころを伺ったり、


お師匠が、
楽茶碗がお好きということで、


先日のこのこと↓のお話をしたり。







お稽古そのものも
楽しいのですが、


こういった時間が、
なんとも嬉しく、
有り難いなーと思います。



さて、
今日は、

昨日のお稽古で
感動したことについて、
書いてみます。



一つ目は、
型の表現の豊かさ。



春、夏、土用、秋、冬といった
季節を、


風や桜、雪など、
自然の様子を

扇の動き表現する。






なんて、
すてきなんでしょう!



お見せしたいくらいです。



お能の舞台には、
舞台装置や小物などがほとんど
ありません。







役者も(ほとんどの場合)
面(おもて)をかけているので、
表情もわからない。



お師匠ではありませんが、観世流の田茂井先生によるwsで能面をつけさせてもらっているところ。


シテが持つが、
ほぼ唯一の道具。



なので、
四季、場面や感情などを
表現するのは、

おもに役者の型や、動きとなる。



おのずと、
それら一つひとつが繊細で、
だからこそ、
より表現が豊かになる
のでしょうね。



感動したこと、二つ目。



は、
長くなりそうなので、
次回にします。



分野は違えど、
わたしもアーティストとして、


美とは?
表現する、とは?

について、
いつも考えていることもあり、


ふとしたときに、

お能の世界では、
どうだろう?


という視点でみたり、
インスパイアされたり、

できる存在にふれられている。



入門して本当に良かったな、と
思っています。




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昨日は、今年最後の観能@金剛能楽堂でした。








お能は「葛城」「鉢木」



仕舞では、お師匠の宇高竜成先生の舞も(力強くて華麗でした〜♡)。



狂言は「魚説法」



よかったー!



前半は、瞑想 笑。



お昼に食べた塩ラーメンのおかげで、ああ、美しいのに、観たいのに、と思いながらも うとうと…







今回は初めて、橋掛り(左手、役者が出入りするところ)の近くから観ました。正面からよりいいかも!




後半の「鉢木」のシテは、

金剛家家元の金剛永謹氏。




鉢木は、面(おもて)をかけず、舞もなく、最後まで詞(セリフ)や謡で進み、



紀州藩の能役者 徳田隣忠の『隣忠秘抄』に


「下手未熟の芸者慎みあるべき能なり」


と書いてあるくらい難しい曲、

なのだそう。




けど、観る側からの印象は、

わたしのような初心者で

前知識がなくても

とてもわかりやすくて、

実に心あたたまるいいお話でした。



これまでで一番心に残ったかも。



◯◯◯


振り返って

あらためて思ったこと。  






削ぎ落として

削ぎ落として 残った

究極の美しさが お能の魅力だと。 




背景はいつも同じ大きな老松のみ。

照明も変わらないし、

小道具も大道具も ほとんどない。



面をかけるので

役者の表情は見えない。



すべては極限までに省略されています。

(その分、観る側の想像力が鍛えられるのですけどね^_^)








役者は、

稽古している姿や舞台裏を一切見せず、

観客と一期一会の舞台を演じきる。





お能は、


人の感情にいい悪いはないということも教えてくれる。




恨み・つらみ・怒り・嘆き・悲しみ・欲望などを残しながらこの世を去った者(シテ役)が登場することが

多いにもかかわらず、



決して醜くなく どこまでも美しい




シテの想いに耳を傾け、心に寄り添うワキ(←お坊さんが多い)。



かつて彼らがいきいきと生きた時間を舞台の上で蘇えらせ(舞わせ)悲しみを昇華させる。優しい。





そう。 



能を観た後、いつもわたしの心をぽっと灯すのは 美しさと優しさ








そんなお能がやっぱり好き。




わたしも そんな風に

表現していけたらいいな。









あ!合間の狂言もダジャレや笑い満載でいいです(萬斎さんが いいのです!)




来年もまた、たくさんお能を観に行きたいと思います。




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今年の6月に

能のお稽古入門してから、

約6ヶ月が経ちました。









昨日は、おさらいの後

謡も舞も新しい曲に。




おさらいは、

本番仕立てで舞うのですが、




あんなにあんなに

お稽古してても、



へっなんでここで?

というような場面で、



ちがう動きをしてしまいました。











あちゃ!



でも、



本番は、何かが起こるもの


まちがったと思ったときでも

直さず、取り繕わず



そのまま、素のままで

最後まで演じきる



舞台は、一期一会



と、

いつも師匠から聞いていたので、



頭が真っ白になって

その後、動けなることも、

乱れることもなく、



何事もなかったように(笑)

最後まで舞うことができました。



(まあ、観客はおらず 師匠とわたしのみ、ということもありますが)









これ、わたしからしたら

すごいことで。




一歩、心理的なハードルを

乗り越えた感覚。



いや、乗り越えたというよりも、

気がつけば 

通り抜けてたというか。




英語を繰り返し繰り返し練習し、

頭で組み立てながら

ぎこちなく話していたのが、



ある瞬間、自然にすっと

しゃべれたときのような感覚?


 

新鮮、新鮮。









師匠からは


「うまくアレンジしてましたね、

それでいいのです」



と(´∀`*)



やったね!




そのまま、素のままで

最後まで演じきる



舞台は、一期一会




お能を通して、わたしは

人生のコーチングを

してもらってるのかも。




月二回のこの時間、

だいじに だいじに。




先生のことば、

一言も逃したくない。




心の奥深くに届くお導きに、

感謝です。 








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